役所からの封筒

「役所から届いた封筒をすぐに開封できるかどうか」は、心の健康状態を測るのにちょうどいい指標のような気がしています。
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自分も社会人3年目くらいの時期は、「他に考えないといけないことがあるし、今は疲れているから、また今度にしよう」と(数か月単位で)放置してしまっていた過去があるので、ほったらかしてしまう人の気持ち、わかるんですよね。
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「今はそんな暇ない」と言いながら結局、テレビを見ながらダラダラするだけなんですが、要するに『考えないといけないこと・処理しないといけないこと、が多すぎて何からやればいいのかわからない状態』だったんですよ、あれは。
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仕事のこととか人間関係のこととかで頭の中はいっぱいなのに、そこに難しそうな“役所の手続き”が割り込んできたら「あー、わかったわかった、今はそれを考える隙間は無いからそっちで待っといて!」となりますよね。
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で、放置してるうちに忘れてしまい期限が切れて、また催促の封筒が届いて、それも放置して、ついには赤い太文字で「重要」と書かれた封筒が届いて…のゲロ吐き自己嫌悪ループ。
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僕は幸いなことに、頭の中を整理して、ひとつずつ処理していって、数年後にはすぐに開封するクセがつきましたので、今、放置してしまっているあなたも少しずつ整理して、すぐに開封することが習慣付きますように願っております。
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ひとつだけ助言させていただくなら、「忙しい」「そんな暇ない」という方は、実は、その忙しくて暇がないのは『大事な封筒を開封していないから』というケースもけっこうあります。クソな仕事のうんち雑務よりも、開封を優先してみてください。仕事の優先順位は一番下。これだけは忘れないでください。仕事は何よりも下。
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というようなことを、ワクチン接種率のニュースを見ていて思いました。
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もしかしたら「打ちたくない確固たる意志」や「陰謀論を信じてしまっている」とかとはまた別の『ただワクチン接種券の封筒を開封していないだけ』という人が一定数いるような気がしたので。

この記事を書いた人:セブ山